GM事業部

GM事業部

GM事業部のコンセプト

エヌ・アイ・シーグループのひとつの目標は、日本の超高齢化社会にジェロントロジーの考えを基にして、高齢者により良い生活環境を提供できる企業となる事です。

弊社では、補聴器の普及に特に力を入れており、今の『メガネ』と同じような購入動機レベルが低い商品にし、視力が低下したら誰しもがメガネを購入するのと同じように『聴力が低下したら補聴器を購入するのが当たり前』の世の中にしたい、という想いがあります。

補聴器使用者の拡大を行う事により、高齢者の『交流』と『自立』のバランスが取れた社会にし、超高齢化社会を悲観するのではなく『楽しむ社会』にする事を目的に、この事業部を発足しました。

事業部概要

1.取引企業様との補聴器紹介販売

GM事業部と企業様との関係
お取引のお客様に対して、高齢者向けの商品やサービスのマーケティングを創造していきます。
GM事業部とお客様の関係
高齢者向けの商品やサービスの提供をお客様のご自宅で行っていきます。
企業様とお客様の関係
新たなサービスの提供により、より良い関係を築くことができます。

『信用と信頼』を軸にした関係を構築し、
『明るい高齢化社会創り』に貢献していきます。

2.きこえのお助け隊の運営

聞こえに関するご相談を全てお客様のご自宅で、対応いたします。

●ご自宅で対応できる無料カウンセリング
補聴器に関する全てのご相談を、お受けします。
●補聴器無料貸出
補聴器への不安・購入後の後悔など、お客様の聞こえに寄り添った好評システムです。
●あたまの健康チェック®
認知症の前段階であるMCI(軽度認知障害)テストの導入。
ご自宅で10分程度で行える高精度で簡易な認知機能確認スケールです。

取扱商品

我が国の認知症の動向

2025年、認知症の人は700万人に

2012年度時点で、認知症の人が462万人、その予備軍とされる経度認知障害(MCI)の人が400万人に上るという推計が発表されました。※1
更に、2025年には認知症の人は700万人に上るといわれており、65歳以上の高齢者の5人に1人が認知症という時代がすぐそこに迫っています。※2

※1 厚生労働省研究班 2013年6月1日発表
※2 厚生労働省研究班 2015年1月7日発表

自治体、患者、家族にかかる経済的な負担は増加の一途

2014年における認知症の社会的費用

医療費*1 介護費 インフォーマル
ケアコスト*3
全体 1.9兆円 6.4兆円 6.2兆円 14.5兆円
患者1人あたり 460万円 286万円*2 382万円 1,128万円

*1 入院医療費、外来医療費の和
*2 在宅介護費、施設介護費の単純平均値
*3 家族等が無償で実施するケアにかかる費用

早期発見の重要性

認知症は軽度認知障害(MCI)を経て進行していくと言われています。

MCIの定義 ※MCI:Mild Cognitive Impairment

  • 1. 以前の水準と比べて認知機能の低下が見られる
  • 2. 年齢や教育歴を考慮しても明らかな1つ以上の領域での認知機能の低下が客観的に認められる
  • 3. 日常生活の機能は保たれている
  • 4. 認知症ではない

Alzheimer’s & Dementia 7:270-279.2011

認知機能の低下を招く主なリスクと要因

  • □ 加齢
  • □ 脳卒中
  • □ 糖尿病を始めとする生活習慣病
  • □ 心疾患
  • □ 脂質異常症
  • □ 高コレステロール
  • □ 高血圧
  • □ 頭部外傷
  • □ ストレスや不安
  • □ うつ病
  • □ 甲状腺機能異常
  • □ 正常圧水頭症
  • □ メタボリックシンドローム
  • □ 肥満
  • □ 過度のエストロゲン/テストステロン欠乏
  • □ アルコール・薬物依存
  • □ ビタミンB12欠乏
  • □ 喫煙歴
  • □ 不健康な食生活
  • □ 社会的孤立
  • □ 心身エクササイズの欠乏 等

【早期発見によるメリット】

1今後の生活の準備をすることができます
早期の診断を受け、症状が軽いうちに、本人や家族が認知症への理解を深め、病気と向き合い話し合うことで、今後の生活に備えることができます。介護保険サービスをりようするなど環境を整えていけば、生活上の支障を減らすことも可能になります。
2治る認知症や一時的な症状の場合があります
認知症を引き起こす病気には、早めに治療すれば改善が可能なものもあります(正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫、甲状腺機能低下症など)ので、早めに受信をして原因となっている病気を突き止めることが大切です。
3進行を遅らせることが可能な場合があります
アルツハイマー型認知症は薬で進行を遅らせることができ、早い段階から使い始めることが効果的だと言われています。

東京都福祉保健局 平成26年8月発行「知って安心認知症」より抜粋

MCIから認知症への進行

MCIの有病率:
地域で生活する健常なら65歳以上の住民を対象とすると11~17%

朝田隆 基礎からわかる経度認知障害 2015

MCIの状態から認知症へ移行する割合=コンバート率

コンバート率:年間5~15%

Mitchell Aj,et al:Acta Psychiatr Scand 119:252-265,2009

MCIの状態から健常な状態へ戻る割合=リバート率

リバート率:14~44%

Ritchie K et al:Neurology 56:37-42,2001

MCIの早期発見によって、
リスク要因を特定し、適切な介入をすることで
認知機能が維持・回復することがわかっています。

あたまの健康チェックとは

10分程度で行える高精度で簡易な認知機能テストです。

テスト内容

テスト実施イメージ

あたまの健康チェックは、有識者、有資格者でなくとも簡易に高い精度で認知機能を確認できるものです。
これまでの簡易スケールとは異なり、テスト対象者の性別・年齢・学習年数・人種などの情報を基に独自のアルゴリズムとデータベースを用いテストの回答やそのパターンを同年齢グループ(ぴあグループ)と比較し、人工統計学的に客観評価するものです。

テスト結果は、個別レポートや全データなどの形式でいつでも任意に出力できます。

  • 画面操作がシンプル

  • 実施しやすいテスト

あたまの健康チェックは、10分程度の対話式で行われます。
テスト対象者への問いは、画面上にスクリプト表記されます。
実施者は、テスト対象者の回答に応じて画面をクリックするだけの作業です。

レポートサンプル

あたまの健康チェックの正確性

あたまの健康チェックは、Adas-CogやCERADなど高次機能検査などで用いられる10単語想起テストをベースに米国で研究・開発された、専門家でなくとも利用できる簡易認知機能テストです。米国内で行われた正確性検証の結果、

  • ・97%の精度
  • ・94%の感度
  • ・89%の特異度

を示しました。
頭の健康チェックは、はじめての日本語版です。原版精度との透過性を保つため、翻訳作業には言語学者も介入し、日本語版の検証は福岡大学医学部神経内科学山田達夫医師グループにより行われ、原版同様の精度を示しました。

右図:PNAS(米国アカデミー紀要掲載)
あたまの健康チェックは認知機能の一般的な評価を提供することを目的とします。
認知機能に関与し得る病状または病気を単独で診断、治療、あるいは予防することを目的としたものではありません。

Q&A

●どのような目的のテストですか?
私たちの認知機能は、生活習慣など様々な要因によって変動するといわれています。あたまの健康チェックは、人口統計学による客観評価法を用いて認知機能の微細な変化を時系列に観察できるテストです。
●どのような内容のテストですか?
あたまの健康チェックは、10分程度で完了する対話形式の簡易認知機能テストです。
まずは受検前に性別、年齢、学習年数等を伺いテストの歳に参考値とされます。
実際のテストで行っていただく内容はおおまかに以下のような内容です:
①10個の単語をひとつずつ復唱しながら覚えてもらい、できるだけ多く思い出して言ってもらう(3回繰り返す)。
②3つの動物の中で、最も異なると思う動物を1つえらぶテストを複数回行う。
③最初に覚えた10個の単語をできるだけ多く思い出して言ってもらう。
定期的にテストを受けることにより、レポート上で経時的に認知機能が観察できます。
●医師や看護師が実施しなければダメですか?
いいえ。非医療従事者でも操作が行えるよう配慮されたテスト環境です。
あたまの健康チェックは、テスト実施者の能力や経験に基づく観察や主観的評価を要するものではなく、約75万件の被検データから開発された独自の評価プロトコル、アルゴリズムによりテスト回答やそのパターン・受検者の人口群と照合し、人口統計学的に客観評価するものです。
●このテストの信ぴょう性はどうでしょうか?
あたまの健康チェックでも用いられる客観的評価法の制度は米国で行われた研究でも高い精度が示され、国内でも日本語版の制度は原版同等の信ぴょう性が示されており、これまでに研究機関、医療機関、地方自治体、保険・金融業界での採用事例があります。
●なぜ早期のテスト受検が大切なのですか?
認知機能低下のリスク要因は数多く挙げられ、中年期からよくみられる生活習慣病も多く含まれています。これまで加齢に伴い認知機能が低下することは「しかたのないこと」という風潮がありましたが、最近の研究では、リスク要因を管理することにより認知機能低下の重篤化を予防したり、進行を遅らせることができるという新しい見解が示されてきています。
●どの程度の頻度で受検すればいいのでしょうか?
糖尿病など 生活習慣病の罹患が増える50歳以上の方には年に1度の定期的な受検が推奨されています。頭の健康チェックを継続的に受検いただくことにより、認知機能の推移を観察できます。ご家族や周囲の方からもの忘れを指摘されたり、主治医から認知機能低下のリスク要因の管理を進められている方、ご高齢の方は3ヶ月に1回程度の受検をご検討ください。
●何歳くらいから受けるべきですか?
認知症でなくとも、うつ病や甲状腺機能低下症、頭部外傷などで一時的な症状として認知機能低下の状態となる場合もあるとされているため、年齢に関わらずもの忘れが気になったり、認知機能の低下に気づいた、または、周囲から指摘を受けた等の際にはできるだけ早期の受検をご検討ください。
●紙面上でテストを行うことはできますか?
紙面上のテストの実施はできません。あたまの健康チェックはクラウド上のテスト環境です。実施者と受検者の対面形式もしくは電話を通じた音声対話形式のやり取りに従い、実施者が専用ウェブサイトに情報入力することにより評価が行われます。
●あたまの健康チェックを受けられない方はいますか?
あたまの健康チェックは機能特性上、以下の方への提供には適しません。
・難聴など音声による対話が困難である方(補聴器等利用で音声対話が可能であれば受検可)
・30歳未満、100歳以上の方
・すでに認知症の方
●テストで「MCIの疑い有り」と評価された場合の改善策や予防策にはどのようなものがありますか?
WHOや厚生労働省などからは、食生活や運動習慣など生活習慣の改善、社会活動への参加などによる認知機能の改善や低下予防の効果が報告されています。
認知機能低下のリスク要因を把握し、専門医の指導の下、それらを適切に管理することが望ましいとされています。
●導入に際して機器やソフトの購入は必要ですか?
いいえ、あたまの健康チェックは専用アカウントを取得していただき、クラウド上の環境にアクセスしてご利用頂くもので、専用機器やソフトウェアの購入や定期更新の必要はありません。既存のオフィス環境にあるパソコンやタブレット端末とインターネット環境があればどこでもご利用いただけます。
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